彫金教室について

『彫金』という言葉は幾つかのやや異なった意味で用いられています。

最も本来の意味で言えば、彫金とは金属加工工芸の中でも、タガネ、それも日本では「しぶタガネ」、「片切りタガネ」等の彫刻用タガネで地金を彫る技術を主体とした技法です。

宝飾業界では石留めを彫金と呼ぶ場合があります。それは彫金の技術を主体とした「彫留め」が石留めの中でも重要な位置を占めていたからと考えられます。

一般には金属工芸、特に手作りのジュエリー制作を含めた貴金属工芸全般をさして彫金と呼ばれることが多く、『彫金教室』といえばそのような内容をもつのが一般的です。

当『山森彫金塾』は、主として石留めに直結する彫金一般と、ロストワックス法における蝋型原型制作に関するコースを設けています。

ジュエリーと彫金

現在、一般的に彫金とは手作りのジュエリーと考えられる場合が多いようです。ただ手作りのジュエリーと言っても狭い意味の彫金そのものではありません。また手作りのジュエリーもロストワックス法による鋳造と組み合わせることが多くなっています。

ジュエリーにおける彫金の技術は多くの場合、メレダイヤを留める彫留めの背後に隠れ、彫金技術そのものが表面に現れることは少ないのですが、石留め以外にも彫刻的な表現で彫金の技術が生かされる場合があります。当『山森彫金塾』はこういった分野にも力を入れています。

趣味の彫金

他の色々な工芸と同様、彫金が趣味として行われているのはデザインする、あるいは表現する楽しみ、喜びがあるからでしょう。彫金はそれに加えて素材自身に魅力があります。素材の貴金属、宝石類の知識に親しむ楽しみもあります。。